バックナンバー『防衛学研究』総目次
第61号2019年(令和元年)9月
<特別寄稿>
「対米基軸の国際協調主義」の追求 冨澤 暉
<研究ノート>
海外派遣時の殉職事案をめぐる軍隊の対応と役割
―ドイツ連邦軍の事例から― 安富 淳
<平成30年度 秋季研究大会>
部会「防災と危機管理」
〔報 告〕1. 米軍による国内災害救援の経緯と状況 中林 啓修
2. 首都東京の危機管理:首都直下地震への対応について 田邉 揮司良
3. 自衛隊の災害派遣態勢の変遷と今後の対応 火箱 芳文
司会兼討論者 五百旗頭 眞
<令和元年度 春季研究大会>
公開シンポジウム「インド・太平洋の平和・安定・繁栄のための戦略環境の条件」
〔パネリスト報告〕1. インドのインド太平洋戦略 堀本 武功
2. 日本及び米国の大戦略 番匠 幸一郎
3. インド太平洋構想に挑戦する『中国の夢』 村井 友秀
4. 米中の狭間でインド太平洋を志向するオーストラリアの真意 福嶋 輝彦
討 論 者 岩間 陽子
司 会 渡邊 啓貴
<書 評>
Martin Fink,
Maritime Interception and the Law of Naνal Operations:
A Study of Legal Bases and Legal Regimes in Maritime lnterception Operations 吉田 靖之
<学会だより>
令和元年度(春季)研究大会、役員会、定期総会の報告、他
第62号2020年(令和2年) 3月
〈特集〉中国・第2期習近平政権の中間評価と展望
第2期習近平政権の中間検証一内政・外交を中心に一 佐々木智弘
中国の知能化戦争 浅野 亮
第2期習近平政権の民族政策にかかる中間評価と展望 星野 昌裕
習近平政権の中国と国際秩序ー「参加者」から「改革者」、「建設者」へー 渡辺 紫乃
2020年台湾総統選挙における蔡英文再選の要因 渡辺 剛
一台湾ナショナリズム、習近平、アメリカー
〈論文〉
ミンダナオ紛争における仲介の役割
一2014年までのMILFとの交渉過程に熊点を当ててー 小島 雅之
〈研究ノート〉
繁明期の陸海軍における統合作戦一明治初期の内乱鎮圧の実態から一 大井 昌靖
〈令和元年度 秋季研究大会〉
共通論題部会 「同盟協力一信頼と不安」
[報 告]1. 2015 日米防衛ガイドライン: 残る課題 磯部 晃一
2. 非介入主義という不安 中山 俊宏
3. 日本は十字軍か 保坂 修司
討論者:村井 友秀 司会:渡邊 啓貴
〈書 評〉
山本 章子 著 『日米地位協定一在日米軍と「同盟」の70年』 池宮城陽子
テイラー・プレイヴェル 著(松田 康博 監訳)
『中国の領土紛争 武力行使と妥協の論理』 後瀉 桂太郎
芝崎 祐典 著
『権力と音楽 アメリカ占領政府とドイツ音楽の「復興」』 等松 春夫
〈学会だより〉
令和元年度(秋季)研究大会、第 5 回日本防衛学会猪木正道賞発表・授賞式 他
第63号2020年(令和2年) 9月
〈特 集〉 戦後日本と「日米同盟」:独立、対等性、相互性
序論 戦後日本と「日米同盟」:独立、対等性、相互性 山本 章子
防衛分担金をめぐる日米関係 楠 綾子
「1960年核密約」再考 高橋 和宏
「パワーの拡散」と1960年代の日米防衛関係
一ケネディ・ジョンソン政権期の在日米軍削減・再配置を中心に一 佐久間 一修
沖縄返還と 5・15メモ 一日米地位協定の問題の所在一 山本 章子
1970年代における6条事態への対処構想
一日米共同統合有事計画概要 CJOEPに注目して一 板山 真弓
〈論 文〉
統合組織への英軍の変容 一「常設統合司令部」設立の視点から一 岡本 知力羅
〈書 評〉
菅 英輝 著
『冷戦期アメリカのアジア政策
一一「自由主義的国際秩序」の変容と「日米協力」 野添 文彬
篠崎 正郎 著
『引き留められた帝国
一一戦後イギリス対外政策におけるヨーロッパ域外関与1968~ 82年」 伊藤 頌文
清水 麗 著
『台湾外交の形成一一日華断交と中華民国からの転換』 五十嵐 隆幸
〈学会だより〉
令和2年度役員会及び令和2年度定期総会の報告、
会員による新刊図書紹介
第64号2021年(令和3年) 3月
〈論 文〉
冷戦期NATOの核協議
一在欧戦術核兵器の暫定政治指針の考察一 小川 健一
〈研究ノート〉
テロ組織の無差別殺傷に関する一考察 足達 好正
〈令和2年度(秋季)研究大会「共通論題部会」〉
「米国大統領選挙と米国から見た米中対立」
〔パネル討論〕
討論者1 「米国政党政治と対中政策:過去・現在・未来」 久保 文明
討論者2 「コロナ禍、および大統領選後の
アメリカ・対中政策と米中関係」 佐橋 亮
討論者3 「平時における中ロとの競争を踏まえた
米インド太平洋軍の作戦構想」 小野田 治
司会兼討論者 峯村 健司
〈書 評〉
O・A・ウェスタッド 著 (益田 実 監訳、山本 健、小川 浩之 訳)
『冷戦一一ワールド・ヒストリー』 倉科 一希
武田 康裕 編著
『日本の危機管理体制一一国民保護と防災をめぐる葛藤』 大井 昌靖
森本 敏、高橋 杉雄 編著
『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛一一INF 条約後の安全保障』 勝股 秀通
川名 晋史 著
『基地の消長 1968-1973 日本本土の米軍基地「撤退」政策』 山本 章子
〈学会だより〉
令和2年度(秋季)研究大会、第6回日本防衛学会猪木正道賞発表・授賞式、
会員による新刊図書紹介、他
第65号2021年(令和3年) 9月
〈研究ノート〉
東南アジア条約機構(SEATO)の解散
一アメリカの東南アジア政策決定過程からの分析一 小山 幸宏
〈書 評〉
張 雲 著
『日中相互不信の構造』 岩本 広志
リチャード・J・サミュエルズ 著(小谷 賢 訳)
『特務一一日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史』 山口 昇
大矢根 聡 編
『戦後日本外交から見る国政関係一一歴史と理論をつなぐ視座』 野添 文彬
真田 尚剛 著
『「大国」日本の防衛政策一一防衛大綱に至る過程 1968 ~ 1976』 徳地 秀士
山本 健 著
『「ヨーロッパ冷戦史』 下斗米 伸夫
〈学会だより〉
令和3年度役員会及び令和3年度定期総会の報告、
会員による新刊図書紹介、他
第66号2022年(令和4年) 3月
<巻 頭 言>
日本防衛学会会長の就任にあたって 國分 良成
<論 文>
中国が目指すインテリジェント化戦争 荊 元宙
―“A2/AD”作戦をモデルケースとしたAI活用についての考― 五十嵐 隆幸
<研究ノート>
自衛隊のオペレーションへのWPS(女性・平和・安全保障)の導入
―マッキンゼーの7Sによる豪国防軍と自衛隊との比較・分析から― 川嶋 隆志
<令和3年度(秋季)研究大会「共通論題部会」>
「在外邦人の保護・救出」
〔報 告〕「在外自国民保護の国際法的評価:
朝鮮半島・台湾からの退避にも触れつつ」 真山 全
「日本の在外邦人退避法制の特徴:
朝鮮半島・台湾の有事における退避にも触れつつ」 山中 倫太郎
「台湾有事:邦人退避・救出における検討課題」 門間 理良
「朝鮮半島及び台湾海峡有事における退避活動:
想定されるモデルケースの検討」 関口 高史
討 論 者 宮本 悟
司会兼討論者 武田 康裕
<書 評>
成田 千尋 著
沖縄返還と東アジア冷戦体制 ――琉球/沖縄の帰属・基地問題の変容』 楠 綾子
諸橋 英一 著
第一次世界大戦と日本の総力戦政策』 戸部 良一
村山 裕三 編著(鈴木 一人・小野 純子・中野 雅之・土屋 貴裕 著)
『米中の経済安全保障戦略 ――新興技術をめぐる新たな競争』 小野 圭司
岩間 陽子 著
『核の一九六八年体制と西ドイツ』 小川 健一
<学会だより>
令和3年度(秋季)研究大会、第7回 日本防衛学会猪木正道賞発表・授賞式、
会員による新刊図書紹介、 他
第67号2022年(令和4年) 9月
<巻頭言>
日本防衛学会の方向性について 齋藤 隆
<特集> 冷戦史
冷戦史の特集にあたって 篠﨑 正郎
冷戦研究の最前線
―冷戦起源研究の危機と「自由主義国際秩序」論の台頭― 柴山 太
戦後アメリカ東南アジア政策をめぐる転回
―インドネシアからインドシナへ― 鳥潟 優子
東欧諸国とドイツ問題、1966~73年
―西ドイツとの国交正常化をめぐる東側陣営内外交 山本 健
外交・安全保障政策における内閣法制局の役割
―湾岸危機勃発後の支援策を中心に― 加藤 博章
<特別寄稿>
ユーラシア・ダイナミズムと米国 杉田 弘毅
<論文>
海外駐留米軍が同盟の補完性に与える影響
―同盟の経済学に基づくパネルデータ分析― 高畠 太
<書評>
益田 実、齋藤 嘉臣、三宅 康之 編
『デタントから新冷戦へ——グローバル化する世界と揺らぐ国際秩序』 小南 有紀
益田 肇 著
『人びとのなかの冷戦世界―想像が現実となるとき』 武田 康裕
第68号2023年(令和5年)3月
〈巻頭言〉
ウクライナ危機と日本国民の意識変化 五百旗頭真
〈特集〉 米中対立時代における国際秩序と地域秩序の相互関係
序論:米中対立時代における国際秩序と地域秩序の相互関係 五十嵐 隆幸
協調か競合か ―中東地域秩序をめぐる米中間の角逐― 溝渕 正季
変動する国際秩序とアフリカの地域秩序
―アフリカは「米中対立」にいかに巻き込まれるのか― 小林 周
アルゼンチンから見た対中関係 ―近年の動向と米中対立― 大場 樹精
ASEANの地域秩序と米中対立 ―揺らぐ包括性と中心性― 庄司 智孝
同盟理論における結束戦略から見た中朝関係と米国
―米中対立の将来的展望への示唆― 山﨑 周
民主主義の後退はリベラルな国際秩序にとっての脅威か
―中小国の秩序に対する態度― 大澤 傑
〈書評〉
長史隆著
『「地球社会」時代の日米関係 ――「友好的競争」から「同盟」へ 1970-1980年』 鈴木 滋
佐藤史郎著
『核と被爆者の国際政治学 ――核兵器の非人道性と安全保障のはざまで』 梅本 哲也
大澤傑著
『独裁が揺らぐときー個人支配体制の比較政治』 村井 友秀
第69号 2023年(令和5年)9月
<巻頭言>
国際秩序の危機と2024年米大統領選挙 久保 文明
<特集>
ロシアのウクライナ侵攻がQUADの安全保障協力に与える影響
ロシアのウクライナ侵攻がインド太平洋の安全保障協力に与える影響 ―日本の視点―
......辰巳 由紀
抑止の視点で見るウクライナ戦争:その台湾海峡有事への含意
......福田 潤一
ウクライナ戦争の衝撃と豪州 ―「アフター・プライマシー」時代の国防戦略―
......佐竹 知彦
ロシアのウクライナ侵略がインドに与えた影響 ―ロシアと欧米の板挟みの中での中立の模索―
......長尾 賢
ウクライナにおける非同盟と欧州統合構想 ―「全欧州」から「ロシアなき欧州統合」へ―
......松嵜 英也
<研究ノート>
インドネシア国軍の領域管理
......矢吹真二郎
ロシアによるウクライナ侵攻と岐路に立つ国連憲章体制
......本吉 祐樹
<書評>
原 剛 著『沖縄戦における住民問題』
......坂口 大作
フランク・レッドウィッジ 著、矢吹 啓 訳『シリーズ戦争学入門 航空戦』
......源田 孝
アーヴィング・L・ジャニス 著、細江 達郎 訳『集団浅慮 ――政策決定と大失敗の心理学的研究』
......諸永 大
山口 航 著『冷戦終焉期の日米関係』
......板山 真弓
第70号 2024年(令和6年)3月
<巻頭言>
「ポスト・ポスト冷戦時代の防衛学研究」
……武田 康裕
<特集>
権威主義とハイブリッド戦
「権威主義とハイブリッド戦をどう読むか ―特集にあたって―」
……大澤 傑
「サイバー国際規範をめぐって交錯する権威主義陣営と民主主義陣営の思惑」
……原田 有
「国境を越える連帯 ―SNSを活用した反政府運動が権威主義に与える影響―」
……横尾 俊成
「SNSは権威主義に対する支持を高めるのか ―権威主義的パーソナリティ研究から考える―」
……寺田 孝史
「ロシアにおけるデジタル権威主義 ―なぜ反戦は反プーチンにならないのか?―」
……岡田 美保
「東南アジアにおけるデジタル抑圧および影響力工作と市民社会の反応」
……木場 紗綾
「ウガンダにおけるデジタル権威主義 ―ハイブリッド独裁国家におけるソーシャルメディアを巡る駆け引き―」
……ムバンギジ・オドマロ、サリ・ヴィック・ルクワゴ(野呂瀨 葉子訳)
<論文>
「軍隊の行為規範としての「合理的な指揮官」基準の適用 ―慣習国際法上の比例原則の観点からの一考察―」
……西野 仁人
<書評>
クリストファー・ブラットマン著、神月 謙一 訳
『戦争と交渉の経済学――人はなぜ戦うのか』
……小島 雅之
李 秉哲 著
『新冷戦・新デタントと日本の東アジア外交』
……笹島 雅彦
アーロン・スキャブランド 著、花田知恵 訳
『日本人と自衛隊 「戦わない軍隊」の歴史と戦後日本のかたち』
……河野 仁
第71号 2024年(令和6年)9月
〈特集〉日本の安全保障と沖縄
「日本の安全保障と沖縄―特集にあたって―」
……野添 文彬
「沖縄・南西地域における国民保護の課題」
……中林 啓修
「沖縄返還交渉の制度的与件―在日米軍の「内規」と国連軍地位協定―」
……川名 晋史
「在日米軍駐留経費を正当化する論理の歴史的変遷」
……山本 章子
「1957年岸訪米と沖縄返還問題をめぐる日本外交」
……池宮城 陽子
「普天間飛行場返還合意の条件―米国の認識を中心に―」
……波照間 陽
《論文》
「対反乱(COIN)作戦の新たなアプローチに関する一考察」
……足達 好正
《研究ノート》
「パリ講和会議における南洋諸島問題の議論と日本外交―戦間期初期日本外交への再評価―」
……本名 龍児
《書評》
マイケル・J・グリーン著、上原由美子訳
『安倍晋三と日本の大戦略―21世紀の「利益線」構想―』
……髙見澤 將林
石津朋之、立川京一、齋藤達志、岩上隆安編著
『ランド・パワー原論―古代ギリシアから21世紀の戦争まで―』
……浦口 薫