第6回 研究分科会
「指揮ー構想と実戦」
指揮とは、指揮官が意思決定し、任務を達成するために部隊を方向づけることである。クラウゼヴィッツは、戦争を、憎悪と敵意、政治の道具とともに、偶然と確率が支配し、指揮官が知性と勇気に基づき、部隊を指揮する領域から成る三位一体の現象であると説明しました。そのため、軍隊の指揮は、戦争の本性と特徴、軍事ドクトリンの歴史的発展過程、作戦の立案・実行、戦争の原因などと共に、戦略学や軍事史において主要な研究テーマとなってきました。そこで、第6回研究分科会では、軍隊の指揮を、学術研究においてどのように分析し、描くことができるのかを、3名の報告者の発表を通して議論いたしますので、ご案内申し上げます。
記
1.日時
令和6年6月16日(日)15時〜18時
2.開催形式
オンライン形式(Zoom ウェビナー使用)
3.テーマ
「指揮ー構想と実戦」
4.司会
阿部亮子(麗澤大学准教授)
5.報告
Mission Command and the Israeli Defense Force
報告「任務指揮とイスラエル国防軍」
Presenter: Eitan Shamir, Bar Ilan University
エイタン・シャミール(Bar Ilan大学教授)(使用言語:英語)
報告「作戦術という視点—戦いはどのように見えるのか—」
齋藤大介(日本防衛学会会員)(使用言語:日本語)
報告「日露戦争と日本陸軍の指揮 児玉源太郎の幕僚活動を中心に」
長南政義(戦史研究家)(使用言語:日本語)
6.参加費
無料
7.申込方法
下記のお申込みフォームからアクセスし、6月13日(木)12:00までにお申し込み下さい。
※お申し込み頂いた方には6月14日にメールにてZoom ウェビナーのURL等をお送りします。
お申込みフォーム
本研究はJSPS科研費JP19K13636(科研費若手研究「国防組織の行動原理とケースに関する研究」)の助成を受けたものです。