平成 29 年度(秋季)研究大会の報告
日本防衛学会平成 29 年度(秋季)研究大会は、防衛大学校の協力を得て、 11 月 24 日(金)~ 11 月 25 日(土)の両日にわたり、 社会科学館大教場及び人文科学館 112 番教室において実施しました。
第一日目は、午後 13 時 10 分より 社会科学館 3 階大教場において、五百旗頭眞日本防衛学会会長の開会挨拶の後、 部会1「『第 19 回中国共産党大会』後の中国」を行いました。
続いて、 15 時 20 分から 17 時にかけては、会場を二つに分け、部会2「防衛技術部会」を人文科学館 112 番教室において、公募による部会3の「自由論題」は社会科学館 3 階大教場において、それぞれ実施しました。その後休憩を挟んで、 17 時 10 分より社会科学館大教場で平成 29 年度臨時総会が開催され、総会終了後、國分良成防衛大学校長による開催校挨拶があり、第一目の研究大会は終了しました。
第二日目は、社会科学館大教場において、午前の部は、 10 時 10 分から火箱芳文元陸上幕僚長の司会による部会4「国連PKOの新展開」を行いました。
午後の部は、 13 時 10 分から《第3回日本防衛学会猪木正道賞の発表・受賞式》が行われ、田中明彦賞選考委員長から三賞の発表と講評があり、受賞者に表彰状が授与されました。
(*第3回猪木正道賞の受賞式については、猪木正道賞基金のホームページをご覧下さい)
午後 14 時からは、「科学技術と安全保障:日本を守る日本の技術」をテーマに共通論題部会が行なわれました。始めに渡辺秀明前防衛装備庁長官が基調講演を行い、引き続き、村山裕三同志社大学大学院教授の司会による学者・実務家4名によるパネリスト報告の後、デュアルース問題を中心にパネルデイスカッションが行われました。本学会の共通論題部会で初めて科学技術を中心テーマに取り上げたこともあり、パネリスト相互間にはもとより、フロアからの活発な質疑も加わり、内容も新鮮で充実した部会となりました。
研究大会終了後、会場を観音崎京急ホテル2階「アクアベール」に移し、猪木正道賞受賞祝賀会も兼ねた秋季研究大会の懇親会を行い、 19 時 30 分に散会しました。